(VOVWORLD) - 中長期的にはベトナム経済が安定し、高い成長率を維持するとしています。
11日、ハノイで、世界銀行ベトナム事務所はベトナム経済に関する報告を発表し、その中で、2017年におけるベトナム経済状況を振り返った上で、「今年の成長率は6・7%に達し、そして、中期的には6・5%に達する見通しだ」としています。
報告は、「経済大国の成長が高まり、世界の貿易活動が回復している中、ベトナム経済は高い成長率を遂げ、マクロ経済が安定している」と楽観視しています。
また、「今後も、経済構造の転換は中心的な任務であり続ける。これまで達成されてきた成果を基礎に、ベトナムは技術への投資を通じて生産性を高めると同時に、経営投資環境と国営企業・銀行の改革を深化させることができる」と評価しています。
さらに、世銀は、「マクロ経済面での対応力の向上を目指し、ベトナムは、臨機応変な対応で為替相場政策をとりながら、不良債務の処理に力を入れていく必要がある」と勧めています。