仏ロ首脳、19日に会談=サミット直前、トランプ政権意識か

(VOVWORLD) -フランスのマクロン大統領は19日、南東部ブレガンソン城塞でロシアのプーチン大統領と会談しました。
仏ロ首脳、19日に会談=サミット直前、トランプ政権意識か - ảnh 1        (写真:AFP/TTXVN)

仏大統領府によれば、マクロン氏はプーチン氏に対し、ウクライナのゼレンスキー大統領との対話に応じるよう働き掛ける方針です。
フランスは今年、G7=先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の議長国を務めます。南西部ビアリッツで24日から3日間、安倍晋三首相らを迎えます。サミットまで1週間を切った中で行われるプーチン氏との会談では、サミットを見据えた駆け引きが展開されると予想されますが、内容はサミット当日まで明かされることはなさそうです。
マクロン氏は、地球温暖化対策やイラン核問題をめぐってトランプ米大統領との関係が冷え込んでいます。ロシアは2014年、ウクライナ南部クリミア半島の併合によりG8から除外されたままです。孤立するロシアに手を差し伸べ、独自の関係を築いていくことで、トランプ政権をけん制し得る外交力を備えたいマクロン政権の思惑も見え隠れします。

地中海の小島にある中世の要塞(ようさい)ブレガンソン城へ8月19日に招待した。ブレガンソン城は仏大統領の夏の滞在先。城に近い南東部ボルムレミモザ村で27日、マクロン氏はブレガンソン城について「静かな環境で仕事ができる。外国の首脳の応接もだ。数週間以内にプーチン大統領をと考えている」と述べ、計画の存在を確認した。

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