仏大統領選 支持率急伸の左派候補が最後の演説

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写真= EPA/TTXVN

今月23日に投票が行われるフランス大統領選挙で、社会の格差の是正やEU=ヨーロッパ連合との関係の見直しなどを訴え、急速に支持率を伸ばしてきた急進左派のメランション候補が選挙戦で最後の演説を行い、支持を呼びかけました。

フランス大統領選挙は21日、選挙運動の最終日を迎えましたが、前日にパリ中心部で警察官が殺傷される事件が起きたことから、主要候補3人は治安上の理由で集会や遊説を中止しました。

こうした中、社会の格差の是正やEUとの関係の見直しなどを訴えこの1か月で急速に支持を伸ばしてきた急進左派の左派党のメランション元共同党首はパリ市内で選挙戦最後となる集会を開き、支持者の前で演説を行いました。

この中で、メランション氏は「世界中の人がフランスに注目している。われわれが選挙で勝利すれば、フランスやヨーロッパだけでなく世界を変えることができる」と述べ、改めて支持を呼びかけました。

集会にはスペインの急進左派の新興政党「ポデモス」など、ヨーロッパの左派勢力の代表らも集まり、連携をアピールしました。

選挙では、メランション氏を含め4人の候補が接戦を繰り広げていますが、極右政党・国民戦線のルペン党首とメランション氏が決選投票に勝ち進めば、フランスにEUに批判的な大統領が誕生することが確実になり、EUの先行きが一気に不透明になることから、金融市場などで警戒感が強まっています。(NHK)

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