停戦祝う集会で自爆テロ 25人死亡 アフガニスタン

(VOVWORLD) (NHK)-アフガニスタンで政府と、反政府武装勢力タリバンが一時停戦し、それを祝う集会のさなかに自爆テロが発生し、少なくとも25人が死亡しました。過激派組織IS=イスラミックステートとつながりのあるメディアはISの犯行だと伝えています。

アフガニスタンでは、イスラム教の断食月・ラマダン明けの祝日に合わせて17日までの3日間の予定で政府とタリバンが一時停戦に入り、東部のナンガルハル州では停戦を祝うため16日、タリバンと地元の住民、それに政府の治安部隊がそろって集会を開きました。

そこに爆発物を積んだ車を使った自爆テロが発生し、地元政府によりますと、少なくとも25人が死亡、50人以上がけがをしました。これについて過激派組織ISとつながりのあるアマーク通信は、ISの犯行だと伝えています。

今回の停戦は、アフガニスタンのガニ大統領の呼びかけにタリバン側が応じて実現し、2015年以来、途絶えたままとなっている和平協議が再開されるきっかけとなるのではないかと注目されていました。

アフガニスタンのISは、タリバンとは敵対関係にあり、今回のテロは停戦による融和ムードを妨害する狙いもあったとみられ、今後の停戦の動きへの影響が懸念されます。


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