副大統領への制裁は「攻撃」=米新政権にも敵対-ベネズエラ

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エルアイサミ副大統領 (左から3人目)
写真提供:EPA


(時事)麻薬密輸への関与を理由に米財務省がベネズエラのエルアイサミ副大統領を制裁対象に指定したことを受け、同国のマドゥロ大統領は14日、「わが国への攻撃だ」と反発し、米国に謝罪を求めました。

反米を掲げるマドゥロ政権がトランプ氏の大統領就任後、米政権を痛烈に批判したのは初めてです。オバマ前米政権下で悪化した両国の敵対関係は、トランプ政権でも続きそうです。

マドゥロ氏は演説で、米国の在ベネズエラ臨時大使代理に公式に抗議したと述べ、エルアイサミ氏を全面的に擁護する姿勢を強調しました。エルアイサミ氏も制裁には正当な理由がなく「帝国主義者による浅ましく下品な攻撃だ」と対米批判を展開しました。エルアイサミ氏は1月、副大統領に就任。マドゥロ氏が任期途中で政権を退いた場合、大統領に昇格する立場にあります。

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