【時事】韓国大統領府の金宜謙報道官は２７日の記者会見で、ポンペオ米国務長官の訪朝中止で、北朝鮮南西部・開城に設置される南北共同連絡事務所の開設時期に遅れが出るとの見通しを示しました。
金報道官は「ポンペオ氏の訪朝や、南北首脳会談などの日程が順調に進む前提で開設（準備）が進められてきたが、（訪朝取りやめという）新たな状況に合わせ、改めて検討する必要がある」と述べました。
韓国統一省の白泰鉉報道官も記者会見で、「８月中の開所を目標に準備してきたが、具体的な日程は協議中だ」と述べるにとどめました。また、「連絡事務所の開設が対北朝鮮制裁の目的を損なわないよう、今後も韓米間で緊密に協議していく」と語りました。