23日午後、ハノイで、国防省は、この1年間における国連の平和維持活動への参加を総括し、ベトナム平和維持センター建設プロジェクトを発表する会議を行い、ファム・ビン・ミン副首相兼外相や、パン・ギムン国連事務総長、ベトナム駐在国連の代表、各国大使館の代表、各国の武官らが参加しました。
会議で発言にたったパン事務総長
席上、ミン副首相は「国連の平和維持活動への参加は重要な任務で、この活動に参加するベトナム人民軍の代表は、平和を愛する世界各国の国民にベトナムを紹介する大使としての任務を全うする必要がある」と強調しました。
また、「世界の平和、安定の維持はベトナムの平和、安定の維持に寄与し、これを通じて、ベトナムは世界各国の支持・支援をさらに得ていく」としました。ミン副首相はパン事務総長をはじめ国連や、国連加盟諸国のベトナムへの支援に感謝の意を表明しました。
一方、パン事務総長は「ベトナム平和維持センターが国連の平和維持活動に貢献するために、優れた士官、将校の育成を進めるよう」希望しました。同日、パン・ギムン国連事務総長はハノイで開催中のベトナムの第13期国会第9回会議に参加し、演説を行いました。
席上、パン事務総長は「ベトナムは国連ミレニアム開発目標の実施において先頭に立っており、今後も、新時期における持続可能な開発目標の実施においても重要な役割を果たす」との確信を示しました。
これに対し、グエン・シン・フン国会議長は「人権、民主、各国の独立・主権を尊重するという精神で、ベトナムは国連とIPU=列国議会同盟の活動にさらに積極的に参加していく」と再度確認しました。
同日夜、パン・ギムン国連事務総長夫妻はハノイを立ち、ベトナム公式訪問を成功裏に終えました。