国際世論、フック首相のアメリカ訪問を評価

(VOVWORLD) - オランダ・レイデン大学のジョナサン・D ・ロンドン博士:「この訪問は特別に重要な意義があり、ベトナム・アメリカ関係の発展傾向を示すだけではなく、東アジアに関するホワイトハウスの政策をも見せる。」

グエン・スアン・フック首相のアメリカ訪問は国際世論の注目を集めています。複数の国際組織や、威信のあるホームページはこの訪問に関する論評を掲載しています。

29日付のBloomberg.Comは、「近年、ベトナムとアメリカは地域安全保障に関する共通の立場を見出している。ベトナム政府は世界経済への参入を促進しており、その中で、アメリカとの貿易関係の強化を望んでいる。一方、トランプ大統領が就任1年目にベトナムを訪問し、APEC首脳会議に出席することを決定したのは、アメリカ政権がアジアにおけるベトナムの戦略的役割を認識し、ベトナムとの関係強化に関心を寄せていることを示す」と伝えています。

一方、29日付の「アジア・センチネル」ホームページは、アメリカの元外交官のデービッド・ブラウ氏の論評を掲載し、その中で、「ワシントンとハノイは、オバマ政権時代からとられてきた『戦略的親善政策』の現実化を進めている。トランプ政権は、TPP=環太平洋経済連携協定離脱を発表したが、ベトナムと共にTPP風の自由貿易協定締結を検討している。今回のフック首相の訪問の重要な議題の1つは両国間の貿易関係となる見通しだ」と報じています。

他方、ワシントンD.C.に本部を置く民間のシンクタンクCSIS=戦略国際問題研究所はオランダ・レイデン大学のジョナサン・D ・ロンドン博士の論評を掲載し、フック首相のアメリカ訪問を分析しました。同博士は、「この訪問は特別に重要な意義があり、ベトナム・アメリカ関係の発展傾向を示すだけではなく、東アジアに関するホワイトハウスの政策をも見せる」としています。

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