(VOVWORLD) - 10日、外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官は、中国がいわゆる三沙市設立6周年を記念する活動などを行ったことに対するベトナムの反応に関する記者団のインタビューに応えました。
その中で、ハン女史は、「ベトナムは、チュオンサとホアンサの両群島に対する自国領有権を証明する法的・歴史的証拠を十分に持っている。ベトナムの許可を得ないまま、両群島で行われるいかなる行動も違法である」と再確認しました。
また、ハン報道官は、「中国のこれらの行動はベトナムの主権を深刻に侵犯し、ベトナムと中国が達成した海上問題解決の基本的な指導原則や、中国とASEAN=東南アジア諸国連合が達成したDOC=海上行動宣言に違反し、中国とASEANが進めているCOC=海上行動規範の交渉にマイナス影響を与える」と非難しました。
さらに、ハン女史は、「ベトナムは中国側に対し、この行動や、海上での軍事化活動を直ちに中止し、ベトナム主権を尊重し、ベトナムと中国が達成した海上問題解決の基本的な指導原則や、中国とASEAN=東南アジア諸国連合が達成したDOC=海上行動宣言を履行するよう要請する」と強調しました。