日本大使館など、「海上での法の支配」ワークショップを開催
(VOVWORLD) -このワークショップが開催されるのは今回が2回目です。
(写真:baomoi.com) |
12日ハノイで、ベトナム外交学院や、ベトナム駐在日本大使館、イギリス大使館の共催により、「自由で開かれたアジアの海に向けて:法の支配と国際協力」に関するワークショップが開催され、日本や、イギリス、フィリピン、マレーシア、中国、インドなどから学者、政治家、法律研究者合わせておよそ100人か参加しました。このワークショップが開催されるのは今回が2回目です。
今回は、関係各国の理解の深化を目指す措置や、海上安全保障の強化、海上での平和・安定の維持に関する構想などが主要議題となりました。参加者らは、国際法が海上での秩序の維持や、安全保障、地域の安定確保のための重要な手段であることを再確認しました。外交学院所属ベトナム東部海域研究院のレー・ディン・ティン副院長は次のように語りました。
(テープ)
「このワークショップの主な目的は、東南アジア地域を含むアジア太平洋地域での航行の自由・安全保障の確保に対する国際法の役割に関する認識を高めることです。また、関係各側の立場の相違や、法の支配による地域の秩序確立を目指す方策について意見交換をします。」
一方、日本の梅田ベトナム大使は、ベトナム東部海域と東シナ海での領海紛争の解決に対する1982年国連海洋法条約の重要性を再確認し、次のように語りました。
(テープ)
「日本は常に、アジア太平洋地域での平和・安定の維持のために努力しています。残念ながら、国際法に違反する行為もまだあります。このワークショップは法に従って活動し国際法により海上での秩序を維持するアジア太平洋地域構築を目指すものです。」
ワークショップで、参加者らは海洋資源管理や、持続可能な開発などについても討議しました。