朝鮮 南北閣僚級会談の中止を表明

(VOVWORLD) -朝鮮は、韓国とアメリカが行っている空軍などによる定例の共同訓練を非難して、16日に予定されていた韓国との閣僚級会談を中止すると表明し、来月の米朝首脳会談の中止の可能性もちらつかせてトランプ政権をけん制しました。

朝鮮民主主義人民共和国の朝鮮中央通信は16日未明、韓国軍とアメリカ軍が今月11日から2週間の日程で行っている、戦闘機などおよそ100機が参加する定例の共同訓練「マックス・サンダー」を非難しました。

この中で、先月の南北首脳会談での共同宣言に触れ、「宣言に対する露骨な挑戦で、良い方向へと発展する朝鮮半島情勢の流れに逆行する意図的な軍事的挑発だ」と強く反発しています。

そのうえで、16日に予定されていた、共同宣言の履行について話し合う南北の閣僚級会談について「険悪な情勢下では中止の措置をとらなければならなくなった」として中止を表明し、「南北関係に難関と障害が作られたことは、全面的に南側に責任がある」と主張しました。

さらに、アメリカに対しても「日程に上がっている米朝首脳会談の運命について熟考すべきだ」として、来月の史上初となる米朝首脳会談を中止する可能性もちらつかせ、トランプ政権をけん制しました。



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