(VOVWORLD) - 27日、ホーチミン市で、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)に関する国際科学シンポジウムが28日までの日程で開幕しました。
(写真:Vietnamnet) |
「地域内の安全保障と発展のための海上での協力」をテーマにしたこのシンポジウムの冒頭で、ベトナム外交学院のグエン・ブ・トゥン学長は、「ベトナム東部海域の紛争に関するPCA=仲裁裁判所の裁定後、海上での情勢は好転してきたが、不安定な要素や、衝突のリスクがまだ存在している」と指摘した上で、参加者らに対し、「状況を詳しく分析し、長期的な解決策を提案するよう」呼びかけました。
(テープ Tung)
「科学者らが法的問題や、地政学問題を説明することはベトナム東部海域問題の解明の充実に役立ちます。また、情報交換も関係各側の認識向上に貢献します。これは一番重要な目的だと思います。」
一方、開会式で、国際海洋法裁判所のウラジミール・ゴリツィン元裁判長は、仲裁裁判所や、国際海洋法裁判所の役割や、その試練などについて説明しました。