22日午前、ハノイで、第14期国会第3回会議の開幕式が行われ、グエン・フー・チョン党書記長や、チャン・ダイ・クアン国家主席、グエン・スアン・フック首相、グエン・ティ・キム・ガン国会議長、老革命家、国会議員、ベトナム駐在各国の外交団、国際組織の代表らが参加しました。

今国会では、13件の法案と5件の決議案を審議・採択するほか、5件の法案を討議する予定です。13件の法案中、2015年刑法改正案や、中小企業支援法案、国家資産管理使用法改正案などがあります。

今国会の開幕式の様子はVOV=ベトナムの声放送局とVTV=中央テレビ局で生中継されました。開会式の前、議員らはホーチミン廟を参拝し、花輪を捧げました。

開会式で、ガン国会議長は、「今国会は、議事日程が2013年憲法の具体化や、社会主義的方向に沿った市場経済に関する法律の完備などにとって、重要な意義があることから、立法は中心的な内容である」とし、次のように語りました。

（テープ）

「今国会で審議される法律は、有権者と全社会が関心を寄せているものです。これらは、人権や、市民権、生産経営活動、経済社会運営などに関するものです。国会議員や、専門家、科学者の意見を基礎に作成された13件の法案が採択される見通しです。」

また、国会では、2011～2016年期における食安全衛生法律・政策に関する国会の報告や、有権者の意見・提案の処理に関する報告や、国会の各委員会の報告、最高人民裁判所の報告、最高人民検察院の報告、有権者と国民の意見を総括する報告も討議されます。

特に、閣僚らによる質疑応答の質的向上を目指し、国会はその時間を3日間に増やすことを決定しました。今国会の議事日程について、ガン議長は次のように語りました。

（テープ）

「第3回国会会議の作業は多いです。団結・創造・国民の利益のためという精神に従って、国会は刷新や、活動の質的向上、会議での対話の強化を進めていきます。」

開会式で、チュオン・ホア・ビン副首相は政府を代表して、2016年と年初からの経済社会発展計画の実施結果と国家予算に関する報告を、そして、グエン・ティエン・ニャン祖国戦線議長は有権者と国民の意見を総括する報告を読み上げました。

同日午後、2015年度の国家予算決算とその検査報告や、公的債務管理法改正案・森林保護開発法改正案、告訴法改正案に関する審査報告、2018年の立法計画案が読み上げられました。