米 民主党大会 ミシェル夫人やサンダース氏が支持訴え

(NHK) 民主党の党大会は、東部ペンシルベニア州のフィラデルフィアで25日に始まり、4日間の期間中、クリントン前国務長官を大統領候補に正式に指名します。

初日は、選挙戦で、事実上の公約となる党の政策綱領を採択し、この中では、日本をはじめとする同盟国との関係について、強化する方針を確認するとともに、TPP=環太平洋パートナーシップ協定をはじめとする貿易協定については、雇用などへの影響を考慮し、慎重に対応していくとしています。

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(写真:AFP/TTXVN)


このあと、会場ではミシェル大統領夫人が演説し、「今回の大統領選挙は、子どもたちの将来を決めるものになる。それにふさわしいのはヒラリー・クリントンだ」と述べました。そして、「クリントン氏のおかげで、子どもたちは、女性がアメリカの大統領になることが当然だと思うようになる」と述べ、クリントン氏こそがアメリカ史上初の女性大統領にふさわしいと強調しました。

続いて、民主党の候補者選びでクリントン氏と最後まで争ったサンダース上院議員が演説し、アメリカ社会の格差を是正できるのは、共和党の大統領候補のトランプ氏ではなく、クリントン氏だとして、支持を呼びかけました。

民主党は、党大会を前に、候補者選びを巡って、中立であるべき党全国委員会の委員長らがサンダース氏の躍進を阻もうとクリントン氏に肩入れしていたことが明らかになっているだけに、党内の結束を図れるのかどうかが、党大会の焦点となっています。

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