「米とイランは自制を」緊張緩和へ対話呼びかけ 国連安保理

(VOVWORLD) -イラン情勢をめぐり、国連の安全保障理事会の非公開の会合が開かれ、アメリカが改めてイランの行動を非難しました。これに対し、議長を務めるクウェートの大使は、両国に自制を求めたうえで緊張の緩和に向けた対話を呼びかけました。
「米とイランは自制を」緊張緩和へ対話呼びかけ 国連安保理 - ảnh 1       (写真:THX/TTXVN)

国連の安全保障理事会はアメリカの要請を受けて24日、非公開の会合を開き、軍事的な緊張が続くイラン情勢について協議しました。

この中でアメリカの代表は、ホルムズ海峡に近い海域でタンカーが攻撃された事件や、無人偵察機の撃墜を受けてイランの行動を強く非難しました。

会合のあと、議長を務めるクウェートのオタイビ国連大使は、記者団に「安保理は当事者に最大限の自制と緊張緩和に向けた措置や行動を促す」と述べ、アメリカとイランに自制を求めるとともに、緊張の緩和に向けた対話を呼びかけました。

一方で、アメリカのコーエン国連大使代行は会見で、無人偵察機の撃墜について「イランはアメリカへの攻撃は許されないと理解すべきで、そのことを各国が一緒に訴える時だ」と述べて、各国に支持を呼びかけました。

これに対して、イランのラバンチ国連大使も会見して「アメリカの領空侵犯は疑いようがない」と改めて強調し、依然、両国の激しい対立が続いています。

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