米、ギュレン師追放検討か=トルコが引き渡し要求

【ワシントン時事】米NBCテレビは15日、複数の米政府高官らの話として、トランプ政権が、トルコの在米イスラム教指導者ギュレン師の国外追放を検討していると報じました。

トルコのエルドアン政権は、ギュレン師が2016年のクーデター未遂事件の「首謀者」と断じ、米側に再三引き渡しを要求してきたが、アメリカは証拠が不十分として応じていませんでした。

NBCによりますと、サウジアラビア人記者殺害事件でサウジへの圧力を強めるトルコを懐柔する狙いがあります。トルコはサウジのムハンマド皇太子の事件への関与を強く示唆する一方、サウジとの関係を重視する米国は、皇太子の責任を問わない形で幕引きしたい意向とみられます。

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