米ロ首脳が電話会談、シリア・朝鮮民主主義人民共和国などについて意見交換
[ロイター] - ロシアのプーチン大統領は21日、トランプ米大統領と電話会談を行い、シリア情勢などを巡り意見を交換しました。
(写真:EPA) |
プーチン氏はロシアを訪問したシリアのアサド大統領と会談しており、ロシア大統領府によるとプーチン氏はシリア問題を巡り政治的な解決策を模索することの重要性を強調しました。
アメリカホワイトハウス当局者も、トランプ氏とプーチン氏が約1時間にわたり電話会談を行い、シリア情勢のほか、ウクライナ、イラン、朝鮮民主主義人民共和国、アフガニスタンなどについて意見を交換したことを明らかにしています。
ロシア大統領府は、プーチン氏はトランプ氏に対し「シリアのアサド大統領は政治プロセスを順守し、憲法改革、および大統領選挙と議会選挙を実施することを確認した」と伝えたとし、「シリアの主権、独立、領土保全を維持するためにこうしたメッセージを伝えた」としました。
トランプ氏とプーチン氏はこのほか、朝鮮民主主義人民共和国問題についても協議し、外交手段を通した解決を模索することの重要性を確認しました。
プーチン大統領はこの日、サウジアラビアのサルマン国王のほか、イスラエルのネタニヤフ首相やエジプトのシシ大統領らの中東首脳と相次いで電話会談を行い、シリアのアサド大統領との会談内容などについて伝えています。