米国務長官、双方に軟化促す

【ワシントン会川晴之】アメリカのティラーソン国務長官は25日、サウジアラビアなどアラブ4カ国が断交したカタールに突きつけた13項目の要求書について声明を発表しました。
米国務長官、双方に軟化促す - ảnh 1       (写真:EPA/TTXVN)

「要求の中には、カタールが極めて受け入れがたいものがある」とする一方、「解決に向け継続的な対話の基礎となる部分がある」とも述べ、早期に解決を図るため双方に軟化を促しました。

今月5日の断交発表後、ティラーソン氏はサウジのジュベイル外相と会談したほか、カタールのタミム首長やアラブ諸国のリーダーとも電話協議を継続しました。アメリカは、過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いを優位に進めるためには湾岸諸国の協力が不可欠と位置づけ、中東最大の米空軍基地があるカタールとサウジなどとの争いを収拾したい考えです。

カタール政府は23日、要求は「実施不能」と拒否しました。トルコのエルドアン大統領も要求項目にトルコの基地撤去が盛り込まれたことに強く反発、要求を拒絶する考えを示しました。

ご感想

他の情報