アメリカのティラーソン務長官（写真：Guardian）

【共同】アメリカのティラーソン務長官は15日の朝鮮民主主義人民共和国核問題に関する国連安全保障理事会の閣僚級会合で、朝鮮民主主義人民共和国と対話入りするためには朝鮮民主主義人民共和国による挑発の停止が必要だとの認識を示し、「無条件対話」を呼び掛けた自身の発言を事実上撤回しました。朝鮮民主主義人民共和国は改めて核武装を正当化しましたが、河野太郎外相は核保有国としての立場を認めないと強調しました。核放棄を迫るため圧力強化を掲げる日米両国との非難の応酬が激化しました。

ティラーソン氏は会合後、記者団に対し、朝鮮民主主義人民共和国と対話に入る前提条件として、アメリカの独自制裁緩和や韓国との合同軍事演習の中止、人道支援再開を受け入れない考えを表明しました。