米軍、前線でイラク軍戦闘支援も 「イスラム国」掃討作戦

アメリカのオバマ大統領は17日、過激派「イスラム国」への空爆を担うフロリダ州タンパの中央軍司令部を視察しました。
オースティン中央軍司令官によるシリア領 への空爆拡大の計画について説明を受けた後、演説しました。兵士を激励するとともにイスラム国の壊滅など「テロとの戦い」への決意を改めて強調しました。オバマ氏は演説で「イスラム国を野放しにしておけば、アメリカの直接の脅威になる」と述べ、掃討が必要だと強調しました。同時に「米軍は戦闘任務につくのでなく、イラク軍を支援するのだ」と訴えました。

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デンプシー統合参謀本部議長(写真:AFP/TTXVN)

これに先立つ16日、アメリカ軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は上院軍事委員会の公聴会で証言し、過激派「イスラム国」打倒に向け、イラクに派遣している米軍事顧問団が前線でイラク軍の戦闘を支援することも選択肢として想定していると述べました。イラクに派遣された顧問団は特殊部隊が主体となっています。議長は「イスラム国の標的を攻撃する際、顧問団がイラ ク軍に同行すべきだと判断される状況になれば大統領に進言する」と表明しました。具体的には、空爆などの精度を上げるため地上から攻撃目標を知らせる前線部隊の投入を挙げました。

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