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米産ＬＮＧをめぐっては、ユンケル欧州委員長とトランプ米大統領が先月の首脳会談で、ＥＵによる輸入拡大で合意しました。これを踏まえ欧州委はＥＵにおけるＬＮＧ輸入の現状をまとめ、公表しました。ユンケル氏はこの中で「米産ＬＮＧは、価格が他に負けなければＥＵへのガス供給で重要な役割を果たせる」と強調し、「米国が輸出に関する制約を廃止する必要がある」とも指摘しました。

欧州委によりますと、米産ＬＮＧ輸出先におけるＥＵのシェアは２０１７年は１０％超で、ＥＵが輸入を始めた１６年（５％）から増加しています。欧州各国は天然ガス調達先の多様化のため、さらにＬＮＧ基地整備を計画しており、「米国からの輸入増加を促進する用意がある」（ユンケル氏）としています。（時事）