英野党、再国民投票も視野=EU離脱めぐり

【時事通信社】英最大野党・労働党は25日、中部リバプールで開いた党大会で、難航しているEU=欧州連合離脱交渉の展開次第では、新たな国民投票の実施を目指すことを視野に入れた決議を採択しました。

イギリスは2016年の国民投票で離脱を決めましたが、あくまで残留を望む市民らが再投票を求めています。

「影の内閣」のスターマーEU離脱担当相は採択に先立つ演説で、EUとの交渉が決裂したり、妥結しても合意案が議会承認で否決されたりすれば「(前倒し)総選挙が必要だ」と主張しました。選挙が不可能なら「国民投票のためのキャンペーンを選択肢に含むべきだ」と訴えました。

ただ、メイ政権は再投票に断固反対の立場で、実現の可能性は未知数です。労働党内にも、改めて離脱の是非を問うことには否定的な意見があります。

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