(VOVWORLD) -ロシア下院は18日の総会で、米露間のINF=中距離核戦力全廃条約の履行停止法案を可決しました。
(写真:AFP/TTXVN) |
プーチン大統領が下院に提出した同法案は、国際問題に関する委員会や安全保障及び防衛関係の委員会によって支持されました。
法案は上院に提出され、6月26日に検討されます。上院での承認後、大統領が署名、成立します。
ロシアのヴォロージン下院議長は、「状況が変化し、アメリカがその義務の履行に戻る場合」、法律はいつでもINF全廃条約の効力を完全に回復できる決定権を大統領に付与していると述べました。
アメリカは今年初め、ロシアが長年にわたり条約に違反していると主張し、INF全廃条約からの一方的な離脱を発表しました。
アメリカは2月2日に条約からの離脱手続きを開始しました。
プーチン大統領は同日2月2日、ロシアも対抗措置として条約への参加を停止すると発表しました。