首相・国連事務総長会談 朝鮮の非核化で圧力最大限に

(NHK) 安倍首相は、日本を訪れている国連のグテーレス事務総長と会談し、朝鮮民主主義人民共和国情勢について、地域の平和と安定には朝鮮半島の非核化が不可欠だとして、国連安保理の制裁決議を完全に履行し、圧力を最大限高める必要があるという認識で一致しました。

首相・国連事務総長会談 朝鮮の非核化で圧力最大限に - ảnh 1      (写真:AFP/TTXVN)

安倍首相は14日、日本を訪れている国連のグテーレス事務総長と首相官邸で会談しました。

会談では、緊張が続く朝鮮民主主義人民共和国情勢について意見を交わし、地域の平和と安定のためには朝鮮半島の非核化が不可欠だとして、国連安保理の制裁決議を完全に履行し、朝鮮民主主義人民共和国に対する圧力を最大限高める必要があるという認識で一致しました。

また、拉致問題についても、早期の解決が重要だという考えで一致しました。さらに、安倍首相は貧困や格差の解消などを目指して、国連が掲げている「SDGs」=持続可能な開発目標の達成に向けて、グテーレス事務総長と一層緊密に連携していくことも確認しました。

会談のあとの共同記者発表で、安倍首相は「国連と協力しながら、国際社会が直面するさまざまな課題に引き続き取り組んでいきたい」と強調したのに対し、グテーレス事務総長は「朝鮮半島の非核化という安保理が目指す目標に向けて、日本と手を携えていきたい」と応じました。


 

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