ゴー・スアン・リック国防大臣（写真:TTXVN）

23日、フィリピンの首都マニラで、（ＡＤＭＭ）ＡＳＥＡＮ東南アジア諸国連合の第11回国防相会議が開幕しました。会議には、ベトナムの国防大臣ゴー・スアン・リック大将を含むＡＳＥＡＮ加盟10カ国の国防大臣が出席しました。

開幕演説で、フィリピンのロレンザナ国防大臣は、3年間の協力計画を提案すると明らかにし、今回の会議で、海上での連絡や、人材育成に関する協力枠組みを作ることへの期待を述べました。

23日の会議で、各国の国防大臣は、共同宣言に署名しました。宣言は、ベトナム東部海域（南シナ海）の平和・安定・航行の自由を維持することの重要性を強調し、関係各国に対し、自制して、1982年国連海洋法条約をはじめ国際法に従って紛争を平和的に解決するよう訴えました。また、国防産業、及び、国防分野の交流についてＡＳＥＡＮ各国の協力を拡大させることを呼びかけました。

なお、第1回ＡＳＥＡＮ国防相会議は24日まで開かれています。その後、ＡＳＥＡＮとオーストラリア、中国、インド、日本、ニュージーランド、韓国、ロシア、アメリカの8カ国との第4回（ＡＤＭＭ＋）拡大ＡＳＥＡＮ国防相会議が行われます。