COP24 国連事務総長 交渉加速を要請 「残りの時間少ない」

(NHK)地球温暖化対策を話し合う国際会議「COP24」で、2020年以降の国際的な枠組み「パリ協定」のルールを決める期限が迫る中、国連のグテーレス事務総長は、会期中にルールを採択することができなければ、温暖化を食い止める最後のチャンスを逃すと述べ、交渉を加速させるよう各国に迫りました。
COP24 国連事務総長 交渉加速を要請 「残りの時間少ない」 - ảnh 1          (写真: AFP

ポーランドで開かれている「COP24」では、「パリ協定」の実施に必要なルールの採択を目指し、11日から閣僚級による交渉が行われていますが、各国が削減目標を国連に提出する際に、先進国と発展途上国との間にどのような差をつけるかなどで議論が平行線をたどっています。

こうした中、国連のグテーレス事務総長が12日に演説し、交渉では重要な政治的な論点が解決されていないとしたうえで、「パリ協定」のルールの採択に向けて残された時間は少ないと警告しました。

そして「この機会をむだにすれば温暖化を食い止める最後のチャンスを逃してしまう」と述べ、交渉を加速させるよう各国に迫りました。

また、会合では、原田環境大臣も演説し、「『パリ協定』の目標達成のためには今すぐ行動に移す必要がある。共に人類最大の課題に取り組もう」と結束を呼びかけました。

会期が残り2日となる中、各国が妥協を見いだせるかが焦点となっています。

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