EU共通予算 導入に向け具体的検討へ

(NHK) -EU=ヨーロッパ連合は、ユーロ圏の各国が資金を出し合う「共通予算」の導入に向けて、予算の仕組みなどを具体的に検討することになりました。
EU共通予算 導入に向け具体的検討へ - ảnh 1 マクロン大統領(左)とメルケル独首相=DPA

EUは14日、ベルギーの首都ブリュッセルにある本部で2日目の首脳会議を開き、フランスとドイツが提案していたユーロ圏の共通予算について協議しました。

ユーロ圏の各国が資金を出し合う共通予算の導入は、フランスのマクロン大統領の就任以来の肝煎りの政策で、ユーロ圏各国の格差を是正するためにも必要だと訴えていて、フランスとドイツが先月、原案を各国に示しました。

各国は予算執行の仕組みや導入時期などの大枠を来年6月までに合意できるよう、今後、具体的に検討することになりました。

フランスとドイツは、2021年までに共通予算を導入したい考えですが、オランダやアイルランドなどは懐疑的で、今後の議論はう余曲折も予想されます。

また、各国首脳はヨーロッパ議会が日本とEUのEPA=経済連携協定を承認したことを歓迎し、来年2月にも発効されることに期待を示しました。

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