EU首脳会議 英の離脱延期認めるか協議へ 強硬姿勢の国も

(NHK)EU=ヨーロッパ連合は21日、首脳会議を開き、イギリスが求めている離脱の延期を認めるかどうかを協議します。
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ただ一部の加盟国は、メイ首相が延期後の道筋を示さなければ拒否すると強硬な姿勢で、離脱が来週に迫る中、事態は混とんとしています。

EUからの離脱についてイギリスのメイ首相は20日、EUのトゥスク大統領に書簡を送り、ことし6月30日まで延期するよう求めました。

EUが受け入れるにはイギリスを除く27か国が全会一致で承認する必要があり、各国は21日の首脳会議で協議することにしています。

ただ、フランスが「メイ首相がみずからの戦略をしっかりと保証できなければ延期を拒否する」と強硬な姿勢を示すなど、EU側は混乱が続くイギリスにいらだちを募らせています。

また、20日、記者会見したEUのトゥスク大統領は「イギリス議会での離脱協定案の採決が前向きな結果となるかどうかによる」と述べ、EUとしての最終的な判断は来週に先送りすることになるという見通しを示しました。

メイ首相は来週、2度にわたって否決された離脱協定案を、みたび議会に諮るとみられていますが、仮にまた否決される事態になれば、離脱の延期が認められずに「合意なき離脱」の可能性が一層高まることになり、離脱を来週に控えてなお事態は混とんとしています。

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