クィ教授

現在、クィ氏は、ベトナム農業開発科学協会会長であり、ベトナム農業開発科学雑誌の編集長を務めています。ところで、クィ教授は、1970年にハノイ総合大学・植物遺伝学科を卒業して以来、ベトナム農業科学研究院に勤め、稲の品種開発の仕事に従事してきました。彼は、以前、数十種類もの高品質稲を開発したことで、ベトナムにおける食糧不足状態の克服に大きな功労がありました。クィ教授の話です。

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「農業遺伝学研究院院長を務めた頃に、私と同僚は３０種類もの稲や作物を開発してきました。１９９５年に、アジア地域における稲の開発事業に寄与してきたことで、国連食糧農業機関アジア・太平洋地域事務所から授賞されました。また、私は、ベトナムにおけるコメ生産技術ロードマップの作成に参加しました。２０１４年にこの研究テーマは最優秀な科学研究結果に選ばれました。」

その他、クィ教授は各種の花や観葉植物にも詳しいです。彼は、ハノイ蘭協会会長を務めたこともあります。

クィ教授について、ハノイ観葉植物協会のメンバーであるブオン・スアン・グェンさんは次のように明らかにしました。

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「クィ教授は、世界的にも著名なイネの専門家の一人です。ハノイ市人民委員会は、コメの輸出活動のために、彼に首都ハノイならではのコメの品種開発を頼みました。」

クィ教授は、ソ連、インド、カナダで開かれていた国際遺伝学会議に招かれた唯一のベトナム人となっています。これまでに、彼は、科学技術賞4件、稲の育種に関する国家の賞、第3等労働勲章を授与されています。

クィ教授の話です。

(テープ)

「ベトナムのコメの価値を向上させるために、稲の新品種開発から高品質稲生産・加工に至るまでの工程に最も先進的な技術を導入したいと考えています。また、私たちは、世界市場におけるベトナムのコメ商標作りに集中します。現在、幾つかのベトナム米はタイ米ほど美味しくないですが、近日中に、ベトナム米はタイ米より美味しくなるはずです。」

先日、クィ教授はベトナム科学技術連合会から「１００名の生涯貢献の教授」に選ばれています。彼は、ベトナム農業部門の信頼に足る優れた科学者に値しています。