ドイモイ事業の提唱者、故グェン・バン・リン党書記長

(VOVWORLD) -ベトナム共産党が提唱し、指導したドイモイ刷新事業は、多大な成果を収め、国の変貌と地位向上に寄与してきました。それらの成果には、グェン・バン・リン党書記長の重要な貢献がありました。
ドイモイ事業の提唱者、故グェン・バン・リン党書記長 - ảnh 1リン書記長(中央)と第6回党大会への参加者= TTXVN

グェン・バン・リン党書記長は1915年7月1日に生まれましたが、1998年4月27日に亡くなりました。北部フンイエン省の出身です。彼は、愛国家庭に育ったため、14歳の時から革命に参加し、敵に逮捕されること、数回投獄されました。国の南北完全解放以来、リン氏は、多くの地方や、中央機関の指導者として活躍しました。ベトナム共産党書記局のチャン・コック・ブオン常務委員は次のように明らかにしています。

(テープ)

「南部完全解放以降の1980年代半ば、ベトナム経済は危機に瀕している背景の中で、リン氏はホーチミン市党委員会委員長として、他の指導者と共によく考えながら、経済管理規制の刷新方法や、困難解決策を見出すと同時に、創意工夫を凝らしたお手本を奨励、鼓舞しました。」

後に、リン氏は、1986年12月の第6回党大会において、党書記長に選出されました。その直後、リン書記長はホーチミン市の実践的経験を国のドイモイ事業の建造に断固として適用していました。先ほどのブオン常務委員は次のように語っています。

(テープ)

「ベトナム共産党の書記長として、彼は、第6回党大会が出したドイモイ路線の実施を効果的に指導しました。特に、ソ連崩壊や、アメリカの対ベトナム経済制裁、経済社会危機などの背景の中で、リン書記長は党中央と共に、様々な困難を乗り越え、ベトナムの現状に見合ったやり方で社会主義を志向するドイモイ路線を堅持しました。その結果、ドイモイ事業は、重要な成果を収めるようになり、国防安全保障は強化され、国民の生活が改善され、国際場裏におけるベトナムの地位は向上されました。」

リン書記長は、国のドイモイ事業の提唱者であると見なされましたが、国民こそが「ドイモイ事業の建築家」であり、党の思考の刷新に寄与したと常に強調しました。生前、リン書記長は「第6回党大会決議は今日のように完備されるようになったのは、全党と全国民の作品であるから」と言いました。ハノイ市共産党委員会の幹部組織委員会の元幹部であるグエン・バン・トウオン氏は次のように語っています。

(テープ)

「グエン・バン・リン書記長は、ベトナム共産党のドイモイ事業の実施に多くの節目を残しました。リン書記長の指導的思想、及びドイモイ事業は、ベトナムが国際社会に全面的かつ広範に参入している現在までも昔のままの価値を保っています。」

他方、歴史学者ズオン・チュン・コック氏は「国のドイモイ事業は革命プロセスである。グエン・バン・リン書記長は、自らの任務で、国のドイモイ事業を設計し、後の世代にその遺産を残してきた」と強調しました。

グエン・バン・リン書記長の貢献を顕彰することは、人物を褒め讃えるだけではなく、今日の生活にその人物の価値を活用する必要があります。

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