天然素材の製品を造るティエンさん

(VOVWORLD) -ティエンさんは、ロンアン省の師範短期大学・技術科を卒業後、教師としての職業で活躍しました。しかし、5年後に、彼は、その職業をやめて、自然の中で採れた材料による品物を造ることにしました。
天然素材の製品を造るティエンさん - ảnh 1 竹製ストローを干すティエンさん=zing.vn

現代は、人々が、人工知能や、スマートハウスなどに馴染むんでいる一方、南部ロンアン省に住む若い男性がそんなことを考えずに、故郷の自然と生態系の真の価値を追求しています。その人はチャン・ミン・ティエンさん32歳です。彼は、ビニール袋や、プラスチック製のストローの代替となる竹製品を生産することで、スタートアップを始めました。

ティエンさんは、ロンアン省の師範短期大学・技術科を卒業後、教師としての職業で活躍しました。しかし、5年後に、彼は、その職業をやめて、自然の中で採れた材料による品物を造ることにしました。

天然素材の製品を造るティエンさん - ảnh 2

ティエンさんは次のように語りました。

(テープ)

「当初、私は再生品の製造を始めました。しかし、再生品は、環境保護に最大限の貢献をしないので、天然素材製品を造ることにしました。これらの使い捨て商品は、リサイクルが要らず、自然に分解されるものばかりです。」

ティエンさんによりますと、天然素材の品物を造るのは、収入を得ると共に、環境保護にも役立てたいからです。故郷では、竹の木がたくさんあるので、竹製のストローを作ろうと思いました。それから、彼は、外国のWebを通して、竹製ストローの作り方を学びました。1カ月余りかけて、最初の試作品が出来上がりました。

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「竹の枝には空洞があるので、ストローに使用することが出来ます。約5~6年間に植えた竹を伐採してから、手作業でストローに加工します。竹の成長の為に、竹の伐採は、空が暗くなる時に行われます。また、月が明るい晩は、シロアリが竹に侵食しますので、全く伐採できません。」

その一方で、ティエンさんは、草ストローを開発しています。

(テープ)

「ストローになる草の茎は、箸ほどの大きさであり、真ん中に空洞があります。草を摘む時、茎が曲がらないように、注意しなければなりません。また、草の繁殖の為に、根は残します。」

ティエンさんは、天然資源を開拓する一方、その生態系の持続可能な発展に配慮しています。例えば、竹製のストローの材料として、老い竹だけを伐採します。また、草ストローの材料場合、それぞれの草の木だけを丁寧に摘み取るということです。

その他、ティエンさんは、草編みバッグ、草編みゴザなどを作り、「節約・再利用・リサイクル」と名づけるお店を営んで、地元の人たち10人を雇っています。この店は、一日、約3千本もの各種ストローの他、多くの手作り天然製品を出荷しています。これにより、雇われてる人は安定した収入が得られるようになりました。雇用者の一人の話です。

(テープ)

「ティエンさんのお店で働いてから、前より生活が改善されてきましたよ。とても喜んでいます。」

天然の素材で経営を行うティエンさんの一例は、収入を上げる傍ら、健康保護、ゴミの削減、環境保全などに大きく貢献していることです。

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