枯葉剤被害者のための人トオイさん

 

ペトロリメックスグループ銀行南部バリアブンタウ支店の支店長であるレ・ティ・タン・トオイさんは、幼い頃に父親を亡くし、家庭の状況も困難で乏しくて、精神的にも物質的にも大変であったため、貧困者、特に枯葉剤被害者に共感しています。そのため、2010年以来、トオイさん夫婦は枯葉剤被害者の子ども68人を養子にして育ててきました。また、それだけでなく、この期間に、毎月初めになると、バリアブンタウ省タンタン県に住む枯葉剤被害者がいる40世帯は、トオイさんから、コメ10キロ、お菓子などをもらっています。

トオイさんは次のように語りました。

(テープ)

「枯葉剤被害者は、物質的支援を受けるかたわら、運命を乗り越えるために、コミュニティの理解と分かち合いを必要としていると考えています。そこで、私は、出来る限り、68人の枯葉剤被害者の子どもを育てたいのです。その一方で、枯葉剤被害者のためにチャリティハウスの建設をする計画です。」

トオイさんは常に枯葉剤被害者への支援運動に先駆けています。トオイさんの適切な貢献は現地行政当局や団体から高く評価されています。バリアブンタウ省枯葉剤被害者協会のグェン・バン・ニャン会長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「この4年間、トオイさんは、枯葉剤被害者80人への支援運動のために、同僚や友人、支援者に寄付金を働きかけてきました。トオイさんは、社会活動に効果的かつ適切な貢献をしてきた人です。」

一方、中部ゲアン省ギアダン県に住むグェン・タイ・ハさん一家には、枯葉剤被害者が3人います。トオイさんはハさん一家の困難な状況を新聞で知り、直ぐに連絡してきました。ハさんは次のように語っています。

(テープ)

「トオイさんは、毎月私の家庭に50万ドンを送ってくれます。困難な状況にある私の家庭にとってこのお金は本当に助かっています。そして、彼女は常に、電話をくれて、母と兄弟の健康状態を尋ねています。トオイさんは良い人です。」

トオイさんは枯葉剤被害者を支援するだけでなく、他の慈善活動にも積極的に参加しています。バリアブンタウ省視覚障害者協会のチャン・ドアン・チャン会長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「トオイさんは、貧しい視覚障害者を支援する為に、毎月、彼らの治療費を全て払っています。彼女は、他の地方の視覚障害者協会の慈善活動にも参加しています。恵まれない人々が生活の苦しさを少なくする為に、トオイさんのような人が沢山いることを願っています。」

コミュニティの為に有意義な活動に参加してきたトオイさんは数回にわたって表彰されています。彼女の存在は心のこもったお手本となっています。

 

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