自閉症の子どもたちと共に

(VOVWORLD) -血のつながった自分の子供でさえ、子供を育てるということは簡単ではありません。そうでなく、さらに障がいを持った子供達の教育というのは、並大抵のことでないのは明らかです。
自閉症の子どもたちと共に - ảnh 1 ホンさん(右)

それに取り組んでいるのが、ホーチミン市にある公立小学校の女性教師、フィン・ホア・ホンさんです。子供好きのホンさんは、責任感も強く、多くの自閉症の子供達に関わってきました。現在、ホンさんが担当しているのは、学校で唯一の自閉症の子供だけのクラスです。6歳から12歳までの28人の発達障がい児がいます。多動性、言葉の遅れ、コミュニケーション能力障がいというように、それぞれ症状は異なります。そのため、子供達への対応もそれぞれ違ったものにしなければならないそうです。ホンさんの話です。

(テープ)

「全てにおいて、心をこめた態度で行動します。知能的には遅れている子でも、一番効果的かつ早い方法で教えたいのです。様々な場面で自閉症の子供達の動きを見守ります。こちらの思いをわかってくれると、子供達は素直に言うことを聞いてくれます。先生のことを“かわいい”と思うようで、そうなると言動に進歩が見られます。そんな時はとても嬉しいです。子供達を深く理解すれば、彼らから気持ちをもらうことができます。」

自閉症の子どもたちと共に - ảnh 2ホンさんが担任した クラス

10年間に渡って自閉症の子供たちを教えてきたホンさんですが、支援が必要な子供への教育について、十分な研修は受けていませんでした。自分なりに授業を楽しくしたり、子供達に学校を好きになってもらえるよう、努力を惜しまなかったということです。読み方や書き方、人との関わり方を教えるだけではなく、食事の仕方や服の着方、学校の昼寝で使う蚊帳や布団の畳み方などを熱心に手ほどきします。軽度の自閉症の子供たちの多くは、ホンさんの指導後、普通クラスに移っています。ホンさんの同僚教師の話です。

(テープ)

「ホンさんはパワフルな人です。いつも全力で教えるので、子供達の親御さんからも信頼があります。ホンさんを一言で言うと、本当に熱心です。心から子供達と向き合います。」

30歳を過ぎているホンさんは独身ですが、生徒達を自分の子供のように思っています。それぞれの子供達の家族構成や病状、発達の可能性についても詳しく把握しています。ホンさんの上司でもある校長先生の話です。

(テープ)

「ホンさんは責任感のある人です。教師という仕事をしながら、家に帰れば、病弱な弟さんの面倒も見ています。とても大変だと思います。自閉症の子供達を教えることは本当に難しいですが、生徒のこともとてもかわいがっています。子供達の性格をよく分かっているんですね。ホンさんが担任したほとんどの生徒に進歩があります。私たちは、彼女を高く評価しています。」

ホンさんは、自閉症など発達障害を抱える子供達が通える教育施設がさらに増えること、そしてそれに関わる教師の能力の向上を心から望んでいるということです。

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