ニャーロン港の訪れ

(VOVWORLD) -1863年、フランスが植民地として、ベトナムを統治していた時代、ニャーロン港はナムサオ海運会社の本部として建設されました。

ホーチミン市の4区にあるニャーロン港は今から108年前の1911年に、ホーチミン主席が救国の道を求めて、ここを出港しました。現在、ニャーロン港は、若者たちにホーチミン主席の愛国心と頑強な闘争精神への理解を深めてもらうための歴史遺跡となっています。

ニャーロン港の訪れ - ảnh 1

1863年、フランスが植民地として、ベトナムを統治していた時代、ニャーロン港はナムサオ海運会社の本部として建設されました。当時、グエン・タット・タインと名乗っていたホーチミン主席は、国民の苦しみを目(ま)のあたりにし、祖国の独立・自由を勝取ろうとして、ここからフランス国籍のアミラル・ラトゥーシュ・トレヴィル号に乗り、出航しました。ホーチミン市の市民ボ・ヒェウ・ギア( Vo Hieu Nghia) さんは次のように語りました。

(テープ) 

「4,5回にわたり、ニャーロン港を訪れました。行くたびに特別の気持ちがわいてきます。特に、ニャーロン港を訪れた時、ホーチミン主席がかつて、救国の道を探す活動を理解できました。心から感服しています」

1979年にニャーロン港はホーチミン主席の革命活動に関する現物を展示する施設として選ばれました。1995年、この施設は改築され、ホーチミン博物館のホーチミン分館となりました。

ニャーロン港の訪れ - ảnh 2

現在、ホーチミン博物館ホーチミン分館では9つの展示室があり、ホーチミン主席の人生や革命活動に関する品々が展示されています。1995年以来、ホーチミン博物館のホーチミン分館は同分館で展示会を行うかたわら、遠隔地やホーチミン市郊外にある各地区で移動展示を行ってきました。

これと同時に、ホーチミン博物館ホーチミン分館はホーチミン主席に関する科学セミナー、座談会、ドキュメンタリー映画の上映、印刷物の発行など宣伝教育活動を頻繁に行っています。

毎日、全国各地の多くの人々だけでなく、各国の国家元首や高級代表団もホーチミン博物館ホーチミン分館を訪れます。北部ナムディン省からの観光客チャン・バン・クェン( Tran Van Quyen) さんは次のように語りました。

(テープ)

「ホーチミン主席が救国の道を求めて、ここを出発しました。今日、ここに来ることができて、誇りと思っています。今日の若者たちも先人の愛国心を継承できることを望んでいます」

現在、ニャーロン港は経済がダイナミックに発展しているホーチミン市のシンボルの一つとなっています。このニャーロン港を訪れた時、だれもがホーチミン主席の人生と革命事業を深く理解することでしょう。

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