ハザン省のドンバン岩石高原・メオバックへの探検

(VOVWORLD) -省都のハザン市から国道4C号線に沿って、40キロ走るとクアン・バ県の県都に到着。そこから、さらに進むと険しいカンテイ峠があり、そこを超えるとドンバン岩石高原に到着します。

ベトナム最北端にあるハザン省のドンバン岩石高原はベトナムで一番壮大な風景があるところと言えるでしょう。そして、この岩石高原にあるメオバック県には手付かずの美しい風景があり、多くの観光客をとりこにしています。

ハザン省のドンバン岩石高原・メオバックへの探検 - ảnh 1

省都のハザン市から国道4C号線に沿って、40キロ走るとクアン・バ県の県都に到着。そこから、さらに進むと険しいカンテイ峠があり、そこを超えるとドンバン岩石高原に到着します。

海抜1000メートル~1600メートルにあるこの高原の面積は2300平方キロメートにのぼっています。地質は古代生物の堆積によってできた石灰岩層がほとんどで、カンブリア紀(約5億4500万年前~5億500万年前)からトリアス紀(約2億5100万年前から1億9500万年前)にかけて形成されたと見られています。

これまで、科学者はドンバン岩石高原で139ヶ所の地質的遺産を発見しました。また、科学者はここで多くの化石を発見しました。地質学研究者であるホー・ティンチュン( Ho Tien Trung) さんは次のように語りました。

(テープ) 

「最近、国内外の研究者らが実施してきた研究結果によりますと、この岩石高原には多くの開発されていない多くのところがあります。また、この高原には洞窟システムがあります。これらの洞窟は科学研究と観光発展に重要な意義を持つことでしょう」

ドンバン岩石高原の中にあるメオバック県は全く手付かずの美しさがあります。昔から1965年まで、メオバック県に行くには、人と馬しか行けないと言われる細い道だけでした。しかし、全長200キロのこの道路は1959年から1965年までの6年間、ベトナム北部にある8つの省の青年突撃部隊により造られました。

特に、全長20キロのマーピーレン峠を切り拓くため、決死隊は切り立つ崖に身をかけて、カナテコなどで岩を砕きました。マーピーレン峠はハザン市とクアンバ県、イェンミン県、ドンバン県を抜けてメオバックまで続いています。この道幅は狭く、急カーブで、一方は切り立った崖、一方は深い谷底です。

標高2000メートルにあるマーピーレン峠に到着した観光客はベトナム北東部の見事な風景に驚くことでしょう。空と大地が出会う場所のこの峠から下に流れるニョクエ川がシルクのように見えます。ハザン省のガイド人チャン・タイン・ホアン( Tran Thanh Hoang) さんは次のように語りました。

(テープ)  

「マーピーレン峠はベトナム北西部における4つの最も大きな峠の一つとされています。マーピーレン峠は他の峠と比べ長くないですが、最も険しい峠です。地元の言葉には「マーピーレン」というのは馬の鼻」の意味があります。これはこの峠の高さを示しています。この峠に行く道は全部、人々の力で作られました。生前、ホーチミン主席はこの道を『幸福の道』と名付けました。」

ハザン省のドンバン岩石高原・メオバックへの探検 - ảnh 2

2010年、ハザン省のドンバン岩石高原がユネスコにより世界地質学公園として認定されてから、メオバック県は観光の発展に力を入れてきました。同県は交通網を含め、インフラ整備に投資を強化すると共に、カオバイというラブマーケット、各少数民族の伝統的祭りが維持、保存されています。美しい自然風景と豊富な伝統的文化を持っているメオバック県は日増しに多くの国内外の観光客を引きつけています。

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