生活に恵まれない人々がテトを楽しめるように

(VOVWORLD) -ベトナムでは、毎年、旧正月テトを前にして、生活に恵まれない人々がテトを楽しめるように、党と国家、地方、各レベル行政当局の指導者らは、これらの人々の元を訪れ、テト用品を手渡す習慣があります。
生活に恵まれない人々がテトを楽しめるように     - ảnh 1

山岳地帯に住む少数民族の出身者らは、農業で主たる生活で生計を立てていますので、日常生活は常に貧困な状態に置かれています。こうした背景の中で、毎年のテトになると、山岳地帯各省の各レベルの行政当局は現地住民への物心両面の支援を行います。

ソンラ省モクチヤウ県には、およそ2900世帯の貧しい家庭、500世帯の革命功労家庭、及び約200人の孤児、身体の不自由な人、身寄りのない高齢者がいます。この数年間、モクチヤウ県行政当局は、国家予算の他、支援者からの寄付金を利用して、これらの恵まれない人々に支援してきました。モクチヤウ県人民委員会副委員長の話です。

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「2019年のテトを前にして、私たちは、現地に住む全ての家庭がテトを楽しめるように、社会福祉活動に集中しています。例えば、貧困世帯や、洪水被災者などの元を訪れて、コメをあげました。その他、テトの期間中に、地元でベトナム歌劇場のアーチストの演奏による文芸公演が行われます。そして、テト明けにも、バルーンフェスティバルを行う予定です。現地住民たちは、これらの活動を通じて、テトが楽しめるようになると私は信じています。」

生活に恵まれない人々がテトを楽しめるように     - ảnh 2 行政当局の代表が貧困者の元を訪れ、コメなどを手渡しました。

行政当局から10キロのコメをもらったという貧困者の一人の話です。

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「我が家は、毎年テトになると、行政当局からお米をもらいます。そのため、テトの間は、食べ物があって、とても喜んでいますよ。」

一方、中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省でも、テトを控えて、貧しい人々への様々な支援活動が行われました。同省の祖国戦線委員会は、「貧困者のための」基金の寄付金をテト用品に作りました。1世帯50万ドン(約2400円程)相当のプレゼントをもらえます。また、労働傷病軍人社会事業局は、身体障碍者・孤児擁護協会と連携して、現地に住む身体の不自由な人々、孤児、貧困者、合わせて3500人にテト用品を送りました。ダクラク省労働傷病軍人社会事業局の副局長の話です。

(テープ)

「このテトに当たり、ダクラク省人民委員会は、貧困な状態にある人々への支援活動を行っています。全ての家庭が食料不足の状態に陥られないように、コメを提供したり、社会福祉制度を十分に実現したりしました。」

他方、中部ゲアン省労働傷病軍人社会局は、現地の支援者や組織、企業からの寄付金による5万人分のテト用品を貧困世帯や、革命功労者の家庭に手渡しました。

各地方の行政当局や国内外の社会組織などの分かち合いを受けて、貧困世帯、少数民族の人々は、旧正月テトの楽しむことでしょう。

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