ベトナムへのFDI: 印象的な数字

(VOVWORLD) - 外国投資局の統計によりますと、今年1月から9月まで、ベトナムへのFDI=外国直接投資額は前年同期と比べ34%増にあたる250億ドルを突破し、過去最高となっています。また、FDIの資金調達額は125億ドルにのぼり、13・4%増となっているということです。

これらの数字は印象的なもので、ベトナムのFDI誘致の良好な状況を示すものと評されています。今年9月末までのFDIの新規登録額と増資額は合わせておよそ255億ドルに達し、2016年通年のFDIをおよそ11億ドル上回っています。

FDIの増加は、ベトナム経済の明るい展望や、ベトナム市場に対する外国人投資家の好評、国内の経営投資環境の改善などを示すものと見られています。今年は、ベトナムが経営投資環境の改善と競争力の向上に関するプログラムを展開する4年目となっていますが、このプログラムに従って、各地方は積極的な措置をとっています。

南部ビンズオン省人民委員会のチャン・タイン・リェム委員長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「地元の当局者は投資誘致のために、様々な措置をとっています。先ずは、行政改革や、手続所要時間の短縮、企業の費用削減などです。2つ目は、企業経営者に対する公務員と幹部の親しみやすい態度づくりです。」

また、ベトナムが複数のFTA=自由貿易協定を交渉・締結していることも外国人投資家の注目を集めています。これは外資セクターの輸出活動を通じて表わされています。具体的には、1月から9月まで、外資セクターの輸出額が前年同期と比べ21%増に当たる1108億ドルに達し、全国の輸出額の71・9%を占めています。

特に、その輸出超過額はおよそ176億ドルにのぼっています。エコノミストらによりますと、ベトナムは複数のFTAを交渉・締結していますが、その中で、EU=欧州連合とのFTAはベトナムが東南アジア地域においてEU企業の最も魅力的な投資先になることの前提と見られています。

現在、126カ国・地域の企業はベトナム国内の63の市と省に投資し、18の分野に集中しています。中でも、加工業と製造業は最も多額の外資を誘致する分野となっています。

注目すべきことは、ベトナムへのFDIが量から質へシフトしていることです。つまり、登録額だけではなく、資金調達額も増加しているということです。南部ドンナイ省工業団地管理委員会のマイ・バン・ニョン委員長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「良いプロジェクトとは、歳入に貢献するものでなければならないですね。また、社会や、技術、雇用創出、労働者の能力向上などの面で影響力があるものでもあります。もちろん、投資家に利益をもたらすことも重要です。」

エコノミストらによりますと、ベトナムは外国人投資家の魅力的投資先であり続けています。従って、今年のFDI登録額は300億ドルに、そして、資金調達額はおよそ180億ドルに達する見通しです。

これは、オープンな外資誘致政策や、経営投資環境改善のための努力、ベトナムが交渉・締結してるFTAのメリットなどによる結果としています。

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