中部のロジスティクスセンターとなるチュライ港

(VOVWORLD) - チュライ港は、コンテナや、普通貨物、液体物質向けの3つの地区があります。また、近代的な取扱用の設備も装備され、輸送会社と各企業の要求に十分に応えることができます。

先ごろ、ベトナム中部沿海クアンナム省のチュライ経済区にあるチュライ港拡張プロジェクトが完了しました。これは、中部のロジスティクスバリューチェーンの能力向上とチュライ港を中部のロジスティクスセンターにすることに寄与するものです。

中部のロジスティクスセンターとなるチュライ港 - ảnh 1                    チュライ港の40トンクレーン

拡張されたチュライ港は全長500メートル、深さ9・5メートで、同時に積載量2万トンの貨物船3隻が寄港することができるようになっています。また、倉庫システムは以前の7万1000平方メートルから9万1000平方メートルに拡張されました。チュライ港のチャン・ヒュ・ホアンディレクターは、「この拡張プロジェクトは1200億ドン(約6億円)である」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「現在、この港の名前はチュライ港となっています。以前はチュライ・チュオンハイ港でした。つまり、チュオンハイ社の港であるという意味でしたが、今は、クアンナム省の国際港に発展しました。前は、一本の40トンクレーンしかありませんでしたが、現在は3本となっています。これにより、積載量2万トンの貨物船の取扱を確保できるようになりました。現在の深さで、積載量2万トンの貨物船が寄港できますが、第2段階では、積載量3万トンの貨物船の寄港のために、その深さを10・7メートルにする計画です。」

中部のロジスティクスセンターとなるチュライ港 - ảnh 2    積載量2万トンの貨物船3隻が同時に寄港できる

チュライ港は、コンテナや、普通貨物、液体物質向けの3つの地区があります。また、近代的な取扱用の設備も装備され、輸送会社と各企業の要求に十分に応えることができます。自動車生産・組立企業「タコ」社のファム・バン・タイ副社長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「我が社の発展戦略において、ロジスティクスは新しい分野と見られています。従って、日本や、韓国に直行するため、チュライ港を中部のロジスティクスセンターに発展させます。これを通じて、クアンナム省と中部各省の輸出活動にサービスを提供します。」

チュライ港は、タコ社の輸送需要のほか、他の企業にも、倉庫や、輸送、救難、貨物取扱などに関するサービスを提供しています。今年上半期に、この港は150隻の貨物船を迎え、2万3000機のコンテナや、14万トンの貨物の取扱を行いました。チュライ港のチャン・ヒュ・ホアンディレクターは、次のように明らかにしました。

チュライ港は2010年に着工、2021年に稼動。イスラエルの港湾建設技術を導入。国道1号線や、クアンガイ・ダナン高速道路の近くに位置。年間取扱量が150万との貨物と15万機のコンテナ。

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「ロジスティクス発展戦略は港湾発展戦略と同時に進められます。港湾の取扱量の増加に伴いロジスティクスサービスが成長するからです。ホーチミン市とハイフォン市の港湾との連携で、チュライ港は近いうちに、中部のロジスティクスセンターだけではなく、全国のチェーンに参入します。」

拡張プロジェクトともに、チュライ港は韓国との直行輸送を開始させました。これにより、コストや、輸送料の削減が図られています。また、2018年から2020年に、積載量3万トンと4万トンの貨物船にサービスを提供できるように、このプロジェクトの第2段階を実施する計画です。

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