各省における枯葉剤被害者協会の活動


各省における枯葉剤被害者協会の活動 - ảnh 1
枯葉剤被害者のリハビリ=Q.H


ベトナム戦争が終結して40年余り経ちましたが、いまなお数万人の人が、戦争中にアメリカ軍が散布した枯葉剤の被害に苦しんでいます。枯葉剤被害者の生活は様々な困難にありますが、この数年間、各省、市の枯葉剤被害者協会の支援を受けてきたお陰で、その困難さは軽減しつつあります。

北部山間部にある貧しい地域のタイグェン省では、およそ2万5千人が戦争に参加しましたが、現在、彼らの子や孫が枯葉剤被害を受ける状態にあります。これまでに、1万3千人の枯葉剤被害者が毎月国家から支援金を受けています。この5年間、タイグェン省は枯葉剤被害者の為に、合わせて300億ドン、日本円で約1億6千万円の義援金を募りました。タイグェン省枯葉剤被害者協会のホアン・ドク会長は「我が協会のメンバーは『綺麗な葉が破れた葉を包む』という精神で生活し、慈善の心をこもった人たちである。」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「幹部の要素は協会の活動の成功を左右します。そこで、枯葉剤被害者協会のメンバになるためには仁愛のある人、自分で考える勇気と覇気のあるひと、そして決意を固めるという条件に満たさなければなりません。その他、私たちはいつも会員の能力アップを行っています。」

戦争中、中部クアンチ省は激しい戦場であり、アメリカ軍が大量の枯葉剤を散布した地域でした。そのため、現地に住むおよそ1万6千人が枯葉剤被害者となっています。この数年間、クアンチ省枯葉剤被害者協会は、枯葉剤被害者の痛みを軽減させるために、尽力してきました。クアンチ省は貧しい省であり、現地住民の生活は多くの困難に直面していますが、伝統的革命を持つ地域であることから、すべての住民は枯葉剤被害者への支援運動に積極的に参加しました。クアンチ省枯葉剤被害者協会のレ・バン・ダン会長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「この10年間、党と国家の優遇政策を実現すると共に、クアンチ省枯葉剤被害者協会は枯葉剤被害者の為に23兆ドンを募りました。私たちはこの義援金で、枯葉剤被害者二人以上がいる家族を集中的に支援します。その他、枯葉剤被害者たちに車椅子や自転車、奨学金などを提供したり、診療治療を無料で行いました。特に、私たちはドイツ政府に枯葉剤被害者のリハビリセンターへの支援を働きか

けました。」

一方、現在南部テェンザン省には、およそ1万200人の枯葉剤被害者が住んでいます。その中の1820人が革命功労者、8300人が一般人です。この10年間、同省の枯葉剤被害者協会は、枯葉剤被害者に5万人分のプレゼントをしたほか、1万1千人分の食料提供と330軒のチャリティハウス建設を行ってきました。同協会のレ・コック・バオ会長は次のように語りました。

(テープ)

「テェンザン省枯葉剤被害者協会は、あらゆる方法で現地にある組織、団体、会社、個人に枯葉剤被害者への募金運動を行ってきました。これらの組織や個人のご協力を得るために、それぞれの対象に相応しい方法をとって、柔軟に働きかける必要があります。」

全国の各省、各市の枯葉剤被害者協会は「団結、義理人情、責任、枯葉剤被害者の為」という方針を掲げて、枯葉剤被害者の生活の為に尽力しています。

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