今年上半期の外国投資

 

先ごろ、計画投資省所属外国投資局は今年上半期のFDI=外国投資状況に関するデータを発表し、FDI誘致状況は積極的な兆を見せていると明らかにしました。また、登録資本や、調達率、投資構造など基本的な要素は好転しているとしています。

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上半期に、韓国企業サムスン社は北部タイグエン省のイェンビン工業団地に20億ドルを、そして、バクニン省に10億ドルを投資する2件のプロジェクトを登録しました。これにより、外資系企業の増資プロジェクトの件数は217件となり、増資額は前年同期比で35・7%増となっています。

エコノミストらは「FDIの増加は、ベトナムの投資環境が改善されていることや、外国人投資がベトナム市場の展望を楽観視していることを示している」と評価しています。

エコノミストのグエン・ミン・フォン氏は次のような見解を述べています。

(テープ)

「増資額の増加は積極的な兆で、投資家は収益があり、ベトナムに長期的に投資したい意向があることを示しています。また、これはFDI誘致に関するベトナムの希望を示すものでもあります。」

増資プロジェクトのほか、新規投資プロジェクトも出ています。今年1月から6月に、554件のFDIプロジェクトが許可証を発給されました。これらのプロジェクトは主に製造業とエネルギー分野に集中しています。

統計によりますと、新規投資額は100億ドルを超えていますが、製造業とエネルギー分野向けの投資がその90%を占めているということです。世界経済が引き続き様々な困難に直面している現在、これは望ましい成果と見られています。また、これはベトナム市場が安定を取り戻していることを証明するものとしても評されています。

ブイ・クアン・ビン計画投資大臣は次のように語りました。

(テープ)

「今年上半期に、外資系企業の輸出額は国全体の輸出額の66%を占めています。また、200万人に雇用を創出しています。そして、年末まで、その数は300万人になる見込みです。これは外資部門がベトナム経済のとても重要な一部であることを示しています。そのほか、外国投資は資本だけでなく、ベトナムに新しい技術や、新しい管理方法をもたらし、ベトナム経済の構造の刷新にも寄与しています」

これまで、外国投資はベトナム経済の構造において重要な役割を果たしてきました。このため、今後もベトナム向けのFDIが引き続き増加し、ベトナムの工業化近代化事業に貢献することが期待されています。

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