ハノイの町を歌う




ご機嫌、いかがですか、皆さん

このころ、ハノイはあいかわらず蒸し暑い日々が続いています。皆さんのお住まいの町はいかがですか。

さて、こんな夏の日々の中で、リクエスト音楽を続けましょうか。

東京都の菅井和浩(すがい かずひろ)さんからこんなお手紙をいただきました。「リクエスト音楽を毎週楽しく聴いています。ベトナム音楽は郷愁に帯びた曲が多いと思っていましたら、今回の特集は兵隊の曲でした。かなり前になりますが何回かハノイを訪れたことがあり、ハノイ町を歌った曲をリクエストいたします」と書いてくださいました。

菅井和浩さん、お便り、どうもありがとうございました。

ハノイの町を歌う - ảnh 1

ハノイは東京都と比べると、小さな首都ですが緑や湖が多く美しい町です。私もハノイ出身です。1千年の歴史を持つハノイは今、様々な名勝地と遺跡が残っています。私の生まれた首都ハノイを訪れた時、どんな印象を受けましたか。今日、音楽のメロディーを通じて、ハノイの姿がどんなふうに映るでしょうか。

はじめに、ハノイの青い空(Troi Ha noi xanh)をお届けします。

ハノイの空はとても青い

ホアンキエム湖の青さは君の髪のように

ハノイの人々の微笑みは可愛い

一度会っただけなのに、いつまでも忘れる事が出来ない

続いて、「ハノイの君へ」(Gui nguoi em gai)をお聞きください。

小さな紫の花は春の兆しを告げる

薄い桃の花びらはピンク色に染まる

ハノイはテトを迎えている

行き交う人々の姿は見えないが

君は白い曇りの下に歩んでいる、

柳の枝は湖面に向いている

君の唇をなでる風

美しい瞳は素直さに満ち溢れる」

最後に、名曲「ハノイを思う」( Nho ve Ha Noi) をどうぞ

 「どこに行っても、愛する首都、ハノイを思う

緑の並木通りを思う

夏の日々を子守するセミの鳴き声を思う

朝早くあるいは夜更けにハノイの郊外に向かう電車の音を思う

戦争中の首都についての記憶は今なお残る」

いかがでしたか、皆さん、今日はハノイにちなんだ歌をお届けしました、それでは今日のリクエスト音楽はこれで終わります。来週のこの時間をまたお楽しみにごきげんよう。

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