ご機嫌いかがですか、皆さん.

11月に入り、ハノイも少し涼しくなってきます。日本の秋は紅葉で美しい季節に入った頃でしょうか。さて、今日のこの時間は愛知県の滝一仁さんからリクエストが来ていますのでご紹介します。

「２０１３年７月に発行された切手にクロンプットなどの絵がありますがどんな音色がよろしければ、お聞かせてください「という内容でした。では滝さんのリクエストにお答えして、ベトナム民族楽器による演奏をお届けします。

はじめに一弦琴ダンバウをご紹介します。一弦琴ダンバウはべトナムの独自の民族楽器です。一本の弦でできているこの楽器の音色は低く、甘い音色を持っています。この楽器はベトナ ムの民族 楽団の中で、一番魅力的な楽器と言われてきました。ある詩人は「ダンバウの音色と言えば、高い音は母親の声であり、低い音は父親の声である」と言いまし た。

では、一弦琴ダンバウの演奏で「故郷との架け橋」をどうぞ（Nhip cau que huong）

トルンという楽器は中部高原 地帯ティグェン地方に住む少数民族ザーライ族とバナ族の楽器です。この楽器は１２本から１６本の竹筒を並べたもので独特な音色を持っています。この楽器のメロディーは谷川がサラサラと流れる音や滝の音が鳴るような表現を得意とします。

続いて、トルンの演奏で「故郷タイグェンに帰る」（Tro ve Tay Nguyen）をお送りします。

タイグェン地方には様々な民族楽器があります。民族楽器の大部分は大きな竹筒で作られていて、クロンプットと呼ばれています。春になると、少数民族の人々は新年を祝う祭りで、民族楽器を演奏します。

おしまいに民族楽器クロンプットの演奏で「タイグェンの春」(Mua xuan Tay nguyen )をどうぞ

いかがでしたか、皆さん、今日はベトナム民族楽器の演奏をお届けしました。それでは今日のリクエスト音楽はこれで終わります。また来週、お会いしましょう。