「上空ハノイ・ディンビェンフー作戦」について

2012年11月5日 | 17:00:20

1975年にベトナム南部が解放され、アメリカ軍との戦争を終結させ、ベトナムに平和が訪れました。この勝利を獲得するために、ベトナム民族は幾多の困難や犠牲を乗り越えてきました。1972年12月18日から29日にかけてハノイは、アメリカ軍の大規模な空襲を受けました。合わせて一千機もの軍用機が動員され8万トンの爆弾が投下されました。

ハノイ市内の3分の一が破壊され、1300名が死亡しました。アメリカは「ベトナムを石器時代に戻す」と豪語し、ベトナム北部に計16万回の出撃を行ったと言われています。ベトナム北部は、対空砲火を浴びました。当然撃ち落とされる米軍機も数多く、北部は4千機の米軍機を撃墜したと発表しています。

ハノイ市とハイフォン港湾都市の防空部隊は1972年12月18日から29日にかけて、アメリカ軍による攻撃に強く抵抗しました。これにより、アメリカの多くの戦闘機は撃墜されました。アメリカ軍の多くのパイロットが捕えられました。1954年にベトナム軍は北部ディンビエンフ地区でフランス軍に攻撃を加え、勝利を獲得しました。

1972年12月にベトナム軍はハノイ上空でアメリカ軍の空襲を打ち破りました。これにより、ハノイの勝利は「上空ハノイ、ディンビェンフー作戦の勝利」と呼ばれています。

１９７３年１月２７日午前１１時、「ベトナムにおける戦争を終結させ、平和を回復するための協定」が、パリ国際会議センターにおいて、ベトナム民主共和国、南ベトナム共和国臨時革命政府、アメリカ合衆国、ベトナム共和国の４者によって調印され、パリ和平協定が発効しました。

ベトナム共産党歴史研究院のグェンマインハ博士によりますと、1954年にディンビエンフー作戦で、フランス軍はベトナムで敗退、同年7月にジュネーブ協定が調印され、ベトナムでフランス植民地支配に終止符を打ちました。1972年12月の12日間にわたる、ベトナム軍は、アメリカ空軍に強く抵抗して勝利を獲得しました。1954年と１９７２年のベトナム軍の勝利は同様に大きな意味を持つものだということです。

「上空ハノイ・ディンビェンフー作戦の勝利」という1972年の勝利は8年間にわたる米帝国主義者の支配に終止符を打ちました。この勝利は、ベトナム共産党、国防省指導部の正しい指導を示すものです。

この作戦に関する理解を深めるために、以下の写真をご覧ください。