鳥かご村

(VOVWORLD) -ハノイ郊外にあるカインホアック村は、竹製の鳥かご生産の村として知られています。
鳥かご村    - ảnh 1

この村の鳥かごは、他の生産地のものと比べて、丈夫で美しいということで、鳥愛好家に評判です。丈夫できれいな鳥かごのために、材料を厳選しているのです。鳥かご職人の話です。

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「材料となる竹は、ハノイから60キロ離れたホン川デルタ地域にあるビンフック省のものを使います。5年ものの竹を、まずドラム缶などで12時間ほど煮立てます。その後、泥水におよそ15日間浸します。そうすることで、製品となる鳥かごが長持ちするのです。籠はいろいろありますが、それぞれの鳥の種類に合ったものになっています。」

村では、寡黙に竹を割る職人の姿や道の両側に並ぶ様々な鳥かごが目に入ります。竹を切る音が、鳥かご作りを盛り上げているように感じられます。別の職人の話です。

(テープ)

「最盛期は今から5年前の2012年ごろでした。当時は3000個もの鳥かごを販売していました。北部や南部の省から数十台のトラックが買いに来ました。以前は村にある全ての家庭が鳥かごを作っていましたが、今では全世帯の6分の1の500世帯しかやっていません。うちは主に卸売りをしています。高級なものは150万ドン、日本円でおよそ7500円ですが、一般的な鳥かごは60万ドン、日本円でおよそ3000円くらいです。ベトナム国内はもちろん、シンガポールやタイ、マレーシア、オーストラリアにも出荷されています。中でも、シンガポールへは一か月に50個から70個と、1番多くなっています。」

鳥かご村    - ảnh 2

カインホアック村の鳥かごは、種類が豊富で、形やサイズも様々です。丸や正方形、塔、ドームなどの形ですが、バランスよく、中の鳥がよく見えるように工夫して、竹を編んでいかなければなりません。籠の底・土台部分は、腐りにくく、木彫りのしやすいジャックフルーツの木が使われています。高級鳥かごには、繊細な彫刻が施されています。龍・麒麟・鳳凰・亀という縁起物の動物や松・菊・竹・梅などが巧妙に彫られています。また別の職人の話です。

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「鳥かごを完成させるまでには10個ほどの工程があります。竹を細く割って竹ひごを作ったり、骨組み作りや鳥を出し入れする戸口部分の制作、彫刻、漆塗りなどです。手作りのものが多いので、多くの人に愛用されています。」

手先が器用な職人達によって、カインホアック村の鳥かごは、芸術作品にもなっています。先祖代々伝わる伝統職業で、村の人達の生活には余裕が出てきたようです。

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