ASEAN、ベトナム東部海域の問題を優先課題としてみなす

(VOVWORLD) -ASEAN=東南アジア諸国連合は18日、タイで非公式の外相会議を開きました。会議では、ASEAN共同体の構築、経済連携の強化、対外関係の拡大などの内容の他、ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海での安全保障の維持についても討議されました。
ASEAN、ベトナム東部海域の問題を優先課題としてみなす - ảnh 1 タイでのASEAN非公式外相会議に参加するミン副首相兼外相= TTXVN

この間、ベトナム東部海域は、依然として複雑に推移しており、この海域における軍事拠点化は引き続き伸展しています。タイでのASEAN非公式外相会議で発表された報道声明の中で、ASEAN加盟諸国の外相は、ベトナム東部海域における人工島の軍事拠点化などが地域内の平和と安全保障を妨害してきたことに懸念を表明しました。

ベトナム東部海域、地域内外の関心事となる

2018年に、ベトナム東部海域で人工島を造成し、軍事基地化を進める中国の行動は、西側諸国の海域への出現を招きました。イギリス、フランス、日本、及びオーストラリアはこの海域に海軍艦船や航空機を派遣し、共同軍事演習を相次いで行いました。これについて、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように述べています。

(テープ)

「ベトナム東部海域を巡る問題はASEAN地域内だけでなく、地域外諸国にとっても大きな関心事となっています。というのは、ベトナム東部海域で如何なることが発生した場合、平和で安全な環境、海上の航行自由などに影響するからです。人工島の造成は、ASEAN地域内だけでなく、アジア太平洋地域の不安定をもたらす恐れがあると懸念されています。そいうわけで、各国が海域情勢に懸念を表明しており、軍事活動や軍事演習を行ったのです。」

団結を維持するASEAN

こうした背景の中で、ASEANはベトナム東部海域の平和・安全保障・安定の維持を2019年の重要な協力活動の一つとして見なしています。ASEAN非公式外相会議は、報道声明の中で、団結の維持という立場を改めて強調し、DOC=海上行動宣言を十分でかつ効果的に実現し、COC=海上行動規範の早期策定に取り組むことで一致しました。その中にも、COC草案の第1回点検を完了させることがあります。

タイのドン外相は次のように明らかにしました。

(テープ)

「外相らは、COC草案の第1回点検を達成できる為に、数回にわたって議論したいです。その後に、関連各側が意思を統一して、COC交渉を完了させることを期待します。」

ASEANの一員であり、また直接的影響を受けるベトナムは、常にベトナム東部海域問題を巡る一貫した政策を堅持しています。それは、全ての国が共に発展できるように、平和でかつ安定した環境づくりを望むことです。ミン副首相兼外相はさらに次のように語っています。

(テープ)

「ベトナムの見解では、ベトナム東部海域の問題は、各国共通の関心事であり、この海域で衝突をもたらす恐れがる行動を起こしてはならないということです。ベトナムの立場は、国際法、1982年の国連海洋法条約を尊重しています。ベトナムは、引き続き、この海域の平和・安定の維持に寄与するあらゆる提案を歓迎します。」

その基礎で、COC=海上行動規範は、相応しい内容を盛り込み、法律に沿って、平和でかつ安定した地域の構築に実質的に寄与する必要があるとされています。外交学院・東部海域研究所のレ・ディン・ティン副所長は次のように語っています。

(テープ)

「国連海洋法条約は紛争解決メカニズムを規定していますが、COCはそのことを盛り込みません。しかし、ベトナムを含むASEAN諸国は、COCの内容が実質的なものであり、法的な価値を持つ必要があると望んでいます。」

2018年末に、中国とASEANは、COCの交渉草案を合意し、2021年をめどにそれらの交渉を完了させる予定です。各側の決意と努力により、このプロセスは早期に完成できると期待されます。

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