アセアン海洋フォーラムを通じて、人道救助の協力強化

 
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既にお伝えしましたように27日午前、中部ダナン市で、第5回ASEAN東南アジア諸国連合海洋フォーラムと第3回ASEAN海洋フォーラム拡大会合が開幕しました。日間にわたる開催される今年の海洋フォーラムには、 ASEAN10カ国や、日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージランド、ロシア、アメリカを含め東アジア対話8カ国の代表らが出席しています。
アセアン海洋フォーラムは2010年から開始されて以来、国防、越境犯罪防止、交通運輸、漁業、観光、環境などの分野における協力活動を頻繁に行ってきました。また、このフォーラムを通じて、アセアン加盟諸国が漁業、自然災害防止対策、海洋生物学研究などの分野において良好に連携し合うことが出来ました。これまでのフォーラムでは、海洋安全保障問題のみならず、協力についても集中的に討議されました。

ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海は重要な航行であり、地域内諸国の漁民の漁場となっています。しかし、自然災害などの原因により、各国の国民が海上で災難に遭う恐れもあります。そこで、救難救護の必要でかつ相応しい連携は人道的な意義を持つだけでなく、信頼醸成を目指すと期待されています。

フォーラムの開会に先立ち、ベトナム外務省のファム・クアン・ビン次官は次のように語りました。

(テープ)

「海上で遭難した人々と船舶は罪のない人々です。彼らは、自然災害や疫病、病気などの原因により災害に見舞われる可能性がありますが、この場合について、人道的目的は最優先課題として位置づけられなければなりません。一般的の船舶運航者、漁民が海上で遭難した場合、人道的救助を受けられるようにしなければなりません。」

実際、これまでに、アセアン加盟諸国は、海上で遭難した人と船舶の救難救護分野に関する協力を効果的に展開してきました。アセアン加盟諸国間、アセアン加盟諸国と地域内相手国による練習コースが頻繁に行なわれてきました。

先ほどのビン外務次官は次のように明らかにしました。

(テープ)

「各国は連携規制を作成する為に独自の政策を分かち合う必要があります。遭難事件の情報を受けた後に、各国は、特に、発生現場から最も近い国と素早く連絡取りあわなければなりません。そこで、各国の連絡先を確定しておく必要があります。この連携規制は、海上で遭難した人と船舶を救護救難するだけでなく、加盟諸国の能力向上に寄与します。今回のフォーラムで、ベトナムはそれらの問題を取り上げます。」

沿海国であるベトナムは海上での救難救護における協力の促進を重視しています。今回のアセアン海洋フォーラムを主催したことは、平和的かつ安定した環境作りに向けたベトナムの努力を示しました。

このフォーラムはASEAN団結の強化や、1982年国連海洋法条約や、DOC=海上行動宣言などを基礎にする海上での協力と航海の安全保障に関する地域内諸国間の信頼醸成などを目指すものです。

ベトナムがこのフォーラムを主催するのは海洋協力及び地域での航海安全保障におけるASEANの協力へのベトナムの貢献を示すものです。

外務省のファム・クァン・ビン次官は次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムはこのフォーラムを主催し、フォーラムのそれぞれの各会合に具体的なテーマを選ぶことができます。その中で、先頃の海上情勢、この20年 における海洋法条約の実施状況を討議します。ASEAN各国と対話各国の専門らはこのフォーラムを支持しています。このフォーラムが成功するよう期待して います」

 

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