ベトナムとアルゼンチンとの関係

(VOVWORLD) -ウリシオ・マクリ氏のベトナム訪問は大統領就任以来初めてのものとなっています。
ベトナムとアルゼンチンとの関係  - ảnh 1  マウリシオ・マクリ大統領=AFP/TTXVN

グエン・フ・チョン国家主席の招きに応え、アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領夫妻が19日から21日の日程で、国賓としてベトナムを訪問しています。マウリシオ・マクリ氏のベトナム訪問は大統領就任以来初めてのものとなっています。また、両国が2018年に外交関係樹立45周年を記念した直後に行われるこの訪問は、両国関係にとって重要な節目になると期待されています。

信頼に足る緊密な関係

1973年10月25日、アルゼンチンはベトナムと外交関係を樹立しました。この45年間、両国の友好協力関係は絶え間なく強化され、良好に発展しています。

これまで、両国は、ハイレベル代表団を頻繁に交換したり、複数の重要な文書を締結してきました。現在、双方は、投資奨励保護や、経済貿易協力、工業・農業協力、原子力の平和的利用などに関する多くの協定や協力合意書に調印しました。さらに、ベトナムとアルゼンチンは、国連や、世界貿易機関、東アジア・ラテンアメリカ協力フォーラムなどの多国間フォーラムにおいて互いに支持し合い、効果的に協力してきました。同時に、この間、両国関係に関わる一斉の重要なイベントは成功理に開催されました。その中でも、政府合同委員会会合や、アルゼンチン・ベトナム文化研究所創立20周年記念式典、アルゼンチン・ベトナム友好議員グループの再開などがあります。これらは、両国関係が日増しに強化、拡大されることを示す証となっています。

良好な政治、外交関係の傍ら、ベトナムとアルゼンチン間の経済、貿易、投資などの協力関係も引き続き発展しており、両国間の長期的な関係の土台となっています。現在、経済、貿易の分野においてベトナムは、アルゼンチンの重要な相手国となっています。この数年間、双方の貿易協力関係は、重要な前進を遂げています。双方の貿易取引総額は、2007年の3億1600万ドルから2018年の約30億ドルにのぼっており、10年間で10倍となっています。これにより、ラテンアメリカ地域におけるアルゼンチンはベトナムの第2位の貿易相手国ですが、ベトナムは世界におけるアルゼンチンの第5位の輸入国となっています。

その一方で、文化、教育の分野における両国関係も迅速に発展しています。また、双方の大学や芸術団による交流会なども相次いで行われました。さらに、観光分野では、毎年、約1万人のアルゼンチン人観光客がベトナムを訪れています。

ベトナム・アルゼンチン間の全面的なパートナーシップの強化

アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領による今回ベトナムの国賓訪問は、双方の投資・貿易協力関係の強化にとって重要な意義を持つと同時に、二国間の戦略的パートナーシップの深化に寄与するものでもあると期待されています。

この訪問に当たり、同大統領は、チョン党書記長・国家主席と会談し、ベトナムの政府、国会の指導者らと懇談する他、ベトナム・アルゼンチン企業フォーラムに出席します。双方の努力により、ベトナムとアルゼンチン間の戦略的なパートナーシップは引き続き強化、発展するはずです。

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