ベトナムにおける信仰の自由

ベトナムにおける信仰の自由 - ảnh 1
毎年、全国には、およそ8500の祭祀が行なわれている


ベトナムにおける、全ての宗教儀式は法律に従って行われています。また、ベトナムでは、宗教を信仰する者に差別はありません。しかし、ベトナムにおいて信仰の自由は存在しないと発言をする者がいます。彼らは、宗教を利用して法律に違反した事と「宗教の自由権」を間違えているか、あるいは、ベトナムにおける宗教の自由権を故意に歪曲しているのかもしれません。

統計によりますと、ベトナム人口の95%が信仰活動をしています。その中の、人口の4分の1に当たる2千4百万人が異宗徒です。全国では、2万5千箇所の礼拝施設と45箇所の聖職者育成学校が活動しています。

去る7月31日にアメリカ国務省が公表した世界各国における宗教の自由に関する年次報告2013によりますと、ベトナムの憲法、法律及び政策は宗教の自由権について明確に規定していると強調しています。また、アメリカ国務省は「ベトナム政府が多くの宗教組織の設立に許可書を発給した。ベトナムは宗教組織による慈善活動や大規模な宗教儀式の開催に有利な条件を作り出した。」と認めています。特に、アメリカの高官らは常にベトナムの聖職者と接触すると同時に、ベトナムの指導者らと宗教の自由に関する対話を行なっているということです。

国連の宗教・信仰自由問題の特別報告者ハイナー・ビーリフェルド氏が、去る7月下旬にベトナムを訪問した際に、「ベトナムにおける宗教の自由につながる条件は改善されてきた。」と強調しました。

実際、ベトナムにおける宗教活動は活発になり、社会生活と結び付いています。毎年、全国には、およそ8500の祭祀が行なわれています。聖職者や僧侶の育成活動は維持、拡大されています。ベトナムの多くの聖職者がアメリカ、フランス、イタリア、インドなどで育成されてきました。ベトナムの各宗教の代表はアジア欧州会合や東南アジア諸国連合など国際的フォーラムに参加し、宗教について討議しました。さらに、ベトナムは2008年と2014年に潅仏会の開催、及び2010年に世界仏教首脳会議を成功させました。また、ベトナムは1980年以来、バチカンと良好な関係があります。

ベトナムが全ての国民の宗教、信仰の自由を確保している事は否定できない現状です。何者が「ベトナムには宗教の自由は文面にあるだけ」と発言した事は根拠のないことです。それは、ベトナムにおける宗教、信仰問題に対する一方的な見方に過ぎません。ベトナムと殆どの国々の法律は、全ての国民が平等に取り扱われると規定しています。罪を犯した者は宗教を信仰するか否か、法律に従って平等的に処罰されます。

ベトナム国家は、信仰の平等、権利・義務の平等、及び法律の平等という3つの基本的な原則を実現しています。ベトナム国家の終始一貫した政策は、国民の宗教の自由権の遂行を尊重し、有利な条件を作り出すこと。各宗教の和合を重視し、宗教、信仰の理由で差別をせず、法律で宗教活動を確保するという事です。

ご感想

他の情報