ベトナム、国際社会への全面的参入を目指す

(VOVWORLD) -年初以来、ベトナムの外交活動は効果的に行われ、「国家、民族の利益を第一義にする」という目標の遂行に貢献してきました。また、国際社会におけるベトナムの地位向上も図られています。

今年の対外活動は例年より活発に行なわれています。ベトナムは二国間、多国間外交活動に参加する一方、APEC2017の諸活動を通じて国際友人に刷新を進め、ダイナミックな発展を遂げているベトナムをピーアールしています。

外交活動が成功

今年初めからこれまで、外国の首脳がおよそ20名ベトナムを訪れる一方、ベトナムの党、国家、政府、国会の指導者は外遊を行ないました。その中にグエン・フ・チョン共産党書記長、チャン・ダイ・クアン国家主席の中国訪問、チャン・ダイ・クアン国家主席のロシア訪問、グエン・スアン・フック首相によるアメリカ、日本、EU=欧州連合訪問、グエン・ティ・キム・ガン国会議長の欧州歴訪などがあります。これらの訪問を通じて、発展事業への外国投資の誘致や平和でかつ安定した環境の維持、国の地位向上が図られました。

ベトナム、国際社会への全面的参入を目指す - ảnh 1 ミン副首相
ファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように語りました。

(テープ) 

「独立、自主を確保すると同時に、全方位、国際関係の多様化、全ての国の友人になれるという外交路線を堅持しています。我々の目的は、周辺の国々や大国をはじめ、各国との共通利益をつくるとともに、全面的、又は戦略的パートナー関係の枠内で各国との関係を深化させることにあります。」

先頃、ベトナムはラオスとの国交樹立55周年と友好協力条約調印40周年、カンボジアとの外交関係樹立50周年、ASEAN創設50周年を記念する式典を行いました。また、ASEAN加盟諸国と力を合わせ、ASEAN内の団結の強化、地位向上に尽力しています。一例をあげると、長年にわたり、ASEANは中国との交渉を行なった結果、COC=海上行動規範の枠組草案の締結が図られました。中央宣伝教育委員会のボ・バン・フォン副委員長は次のように語りました。

(テープ) 

「二国間、及び多国間の政治協議や外交活動、また、地域と国際場裏を通じて、私たちは主権と領土保全を断固として確保しながら、友好関係や東部海域に関する対話を促進する立場を固めました。また、長期的な解決策の模索やASEAN内の団結の維持に取り組む姿勢を示しています。」

多国間場裏で活躍

ベトナムは多国間場裏で活躍しているとみられます。WEF=世界経済フォーラムやIPU=列国議会同盟などに積極的に参加する一方、国連人権理事会、国連経済社会理事会、UNESCO実行委員会などのメンバーとしての役割を立派に果たしています。特にAPEC2017の諸活動は今年のベトナムの外交活動の目玉と見なされています。ブイ・タイン・ソン外務次官は次のように強調しました。

(テープ) 

「これは刷新されつつあり、ダイナミックな発展を遂げ、国際社会への参入を積極的に進めているベトナムの国土と人々をピーアールする機会となっています。また、APEC2017は加盟諸国との友好関係やパートナーシップを強化するチャンスでもあります。さらに、ベトナム企業は世界の大手企業との関係を結び、各地方、企業、市民間の交流の拡大が図られるでしょう。」

世界情勢が複雑に推移しているにも関わらず、ベトナムは確立した各国との全面的、又は戦略的パートナー関係を基礎に、国際社会での安定した地位を確保しています。これからもAPEC2017の主催国として各国との二国間関係を強化するとともに、ハイレベルの外交活動を国家の発展に奉仕するものとして進めていくとしています。

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