ベトナム、新たな参入段階に入る

(VOVWORLD) - 今年は多国間対外活動の強化や各国の関心に応え、ベトナムの利益に合致する構想・アイデアの提出に関する書記局の指示を展開する初めての年です。

ベトナムは2018年に収めた外交分野での成果と底力を生かして、新たな参入段階に入る姿勢を整えています。

地域と国際組織に貢献

今年、ベトナムは2020年~2021年期の国連安全保障理事会非常任理事国へ立候補しました。2008年~2009年期にベトナムはこのポストを務めたことがあります。

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ファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように明らかにしました。

(テープ)

「その時、わが国は高い得票率で当選しました。これはベトナムに対する各国の信頼の表れです。10年経った現在、ベトナムの地位と役割に対する各国の信頼感がより高くなると思います。今後、私たちはより積極的に活動し、各国の期待に応える必要があります。わが国はアジア太平洋グループの唯一の候補者として2020年~2021年期の国連安全保障理事会非常任理事国に推薦されました。」

また、ベトナムは2020年初頭より、ASEAN=東南アジア諸国連合の議長国を務めることから、今年中、この出来事への準備を進めています。ベトナムはASEAN2020年の優先課題を定めた際、ASEAN加盟諸国やパートナーの共通の関心と利益に配慮しました。また、これらの課題はASEAN共同体づくりやASEANの地位、推移している地域と国際情勢へのASEANの対応をも網羅しています。ファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように語りました。

(テープ)

「早くからASEAN2020年の準備に踏み切りました。ASEAN国家委員会を設立し、この出来事の開催、議事日程の内容、お客様の受付対応などを準備します。また、この出来事を機に、ベトナムのイメージをピーアールする必要があります。能動性、創造性を発揮し、ASEAN2020年の成功に向け努力しなければなりません。」

ベトナムの地位を確立

今年、世界情勢が複雑に推移している中で、対外活動は国会と政府が打ち出した任務の遂行にさらに貢献する必要があると訴えられました。最も重要な任務は設立した関係を深化させ、近隣諸国や大国、戦略的なパートナー、全面的なパートナーとの互恵関係を強化することです。ミン副首相兼外相は次のように強調しました。

(テープ)

「今年もベトナムと重要な相手国との関係を強化すると同時に、他の国々との関係を拡大し、複数の訪問団を受け入れます。現時点で、ベトナム訪問を登録した外国代表団の数は2018年を上回っています。」

国際社会への広範な参入が進められている背景の中で外交活動は国防・安全保障と緊密に連携され、国家の領有権と領土保全の確保に貢献するとしています。ベトナムは民族と時代の力を活用し、「豊かな国民、強固な国作り」という目標を成功させる決意を固めています。

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